ども、ばじるです。
最近ある本で1960年代米国のヒッピーの実際にあったストーリーが描かれてました。
あるお金持ちがヒッピーカルチャーに共感して資金と牧場を提供する。
love&peaceの名のもとに幸せで家族的な愛のあるコミューンを自分達で形成しよう。現代の社会は腐ってる。という感性だ。
しかし、牧場主は凄い勢いでお金が減っていくことにビビりながら、自分は彼らの生活のために色々と働き回る。
ヒッピーたちは藁の中でセックスに勤しみ、生活するための仕事を何もしない。
次第に現状を理解せず働かず、自由気ままな彼らに愛想を尽かす。と言うものだ。
その頃出来た多くのコミューンは馴れ合いの中で消滅し、
残った自給自足のコミューンでは司令塔が生まれ、仕事が生まれ、結局独裁者とそれ以外という構図になった。
これは人間社会を良く表している。
我々は自由や愛、平和を求めているが、実際には勤労と支配(リーダー)がなければ生きていくことができない。
しかし何故かお金と不労所得という交換価値の幻想が共有されて働かずとも、組織に属さずともlove&peace
が実現できるようになった。
はやくユートピアの市民になりたい。