ども、ばじるです。
(検索で引っかかりたくないのであえて漢字とか変えてます)
最近亡くなった、ある裏社会系の幹部の人の本の三部作のうち3作目を読みました。
色々な稼業や裏のビジネスの事など、赤裸々に書かれていて、ビジネス書籍、平成の歴史書としても読み応えがありました。
この本では大金持ちの先輩社長や、プロダクションで成功した人、闇きんなどの稼業で稼いだ人たちが紹介されています。
以前港区住民には裏社会系の人が意外と多いと書きましたが、改めてそれを実感させられる内容でもありました。
また、無臭性の大人のサイトの先駆けを作った人たちが意外と反者ではなく、そういう動画をこよなく愛するオタクの人たちの集まりによって運営されてたり、
援助交際の温床になる有名出会いサイトの運営者がたった一人の一般エンジニアで、金儲け以上に自分のサイトの世界観を大事に凄い拘りと愛着を持って作り込んでる人だったりと、
色々と意外な真実を知る事ができました。
話は逸れましたが、裏社会系の稼業や不正に稼いだ金は常に悪い仲間の先輩、後輩、別の裏稼業や組員の人達から狙われたり、たかられたりするという事もわかった。
嫉妬やひがみから、俺たち仲間なのに、あいつばっかりいい思いしやがって。俺にも一枚噛ませろ。筋が通らねぇ。みたいな因縁をつける発想になる。
そして成功して夜な夜な六本木で何百万とか使う目立つ華やかな人達がやがて没落して行く過程なども描かれています。
成功して資産を築き、そのまま逃げ切ることの難しさ、特に裏側の人達は将来の不安や、周りとの人間関係、ケツをまくったら安く見られるというようなプレッシャーもあってなおさら逃げ切るのを難しくしてるように見受けられた。
資産築いて逃げ切っても仲間が多いから、繁華街歩いてたら、あれ?〇〇じゃん!何やってんの?なんか凄い儲けたらしいじゃん!飲みいこうや。となってしまうのだろう。
それに成功すると飲み歩いたり後輩におごるとか、女に使うとかそういう話がとても多い。必ずセットで語られる。
表社会で表の人がコツコツ型の例えば食品とかの経営で成功した場合は、自分を見失わなければ資産を保全しやすい。
そういう意味ではやっぱり悪銭身につかずということだ。
反社となった途端証券口座も開設できなくなる。
そうすると悪いことして数十億儲けてとんずらして、あとはインデックス運用やGAFA買って寝かせるとかもできない。
(と言ってもこの辺は幾らでも逃げ道あるんだろうが)
余程、老獪にならなければ社会は一応正義の名のもとに法執行されて、包囲網が狭められていく。
裏社会と言えども才能や勤労、上下関係もあって、たとえ恐喝であっても、結局は働かなくてはいけない。
働かなくてもいいのは特権階級の人達、資産を保全できるのはしっかり勉強して潮目を読んでうまく立ち回れる人たちなのだ。
登場人物たちのその後を見ると亡くなった人や逮捕されてる人も多い。
反社の人たちは楽に大金稼いでいて楽しそうにしてていいなと思ったが、全然そんなことはないようだ。
お金の一つの側面を学んだ。