ども。ばじるです。
大手で財務体質が良く、毎期増配、
タバコは依存性があるし、この世から
無くならない。海外事業も伸びてる。
タバコの税収は大きいから国は
タバコ産業を国策的に保護する。
株価下がってさらに割安。
配当利回りも7%!安いよ安いよ〜。
というのが大体の見立てです。
ただ、
僕はむしろリスクが高いと思ってます。
ガスや電力会社などのインフラ会社は配当利回りが高い傾向にあります。
これは安定してるけど成長が見込まれないからです。
JTの高配当は、成長が頭打ちしている事を意味しています。使い道がないわけです。
そして心配なのは、
配当性向は既に70%を超えていますので、この先上げ続けるのに限界があります。
タバコは依存性があると言うけど、会社のヘビースモーカーはどんどんタバコ辞めてます。
こいつヘビーで絶対辞めないだろうな、という人が普通に辞めてます笑
まだ一部吸ってる人もいますが、
みんなアイコスです。
ご承知のとおり、
アイコスはフィリップモリスで、
JTではありません。
若者はタバコ吸わないし、タバコ吸う年寄りは肺ガンなどで早く亡くなります。パイは確実に縮小します。
タバコ人口の減少を補うために価格を上げると、タバコをやめる人が増えていきます。
そして追い討ちをかけるのが、
2020年に始まる、飲食店での喫煙ブース義務付けです。
多額の工事費がかかるので、
禁煙にするお店が増えます。
初めのうちこそ、喫煙ブース設置需要でJTにもお金が入ってきますが、そもそも喫煙できる場所が減るという事です。
タバコの税収が高いからといって、国民にタバコを進めるでしょうか?
酒、タバコ、自動車離れが進んで
いますが、このご時世に国が若者に政策で回帰させられるのでしょうか?
特にタバコは有害という定石があり、社会福祉の観点から税収目的だけで大きな支援はできないでしょう。
配当性向70%超で更に増配すると、業績が少し悪化すれば
配当性向は100%超えてしまいます。蛸足です。
蛸足しても減配しても、個人投資家の大混乱は避けられません。
唯一の成功シナリオは増配と合わせて増益していく事です。
そもそもそんなに優良銘柄なら
こんな長期に渡って株価は下がりません。
プロが買いを入れるはずです。
でもプロは人口減社会の島国のJTよりも、アルトリアグループやフィリップモリスの方が魅力的だと感じているでしょう。
海外のタバコ会社はマリファナ解禁で大麻製造というロケット砲持ってます。
JTも日本で大麻売れれば良いけど、さすがに日本ではダメでしょう。笑
以上を考えると、
他に優良高配当成長銘柄いくらでもあるのに、なんでリスク高、配当限界、先行き不透明のJT買うの?って思います。
毎月分配型という誤った投信が売れるのと同じで、天下の安定大手JT、盤石な高配当銘柄。
と受け止めて冷静に考えないで
買っちゃってないですかね?
心配です。
ただ、JTは大きすぎて無駄が多いから、リストラしていけば簡単に再浮上もできるとは思いますけどね。
でも、それでも縮小という事ですからね。やっぱり他の銘柄の方が良い。
※この内容は全て個人の見解です。
株価は上がるかもしれないし、
下がるかもしれません。