ども、ばじるです。
アップルCEOのティムクックさんがボーナス825億と出ていました。生涯年収ではないしボーナスでですよ?
2018年の記事によるとアメリカで一番報酬が大きかったのはディズニーのロバートアイガー氏で26億円だったそうです。
リーマン・ブラザーズのCEOの退職金は150億円でした。
この事からも米国の中でもかなり破格の報酬のようです。
さらに驚いたのは、日本の掲示板でも米国は実力主義だからしょうがない。これが世界経済の常識。みたいな肯定論が多かった事です。
大企業の経営者が825億で日本の庶民が平均年収400万だったら、これはもう太刀打ちできない。
というか、資本家に支配されるしかない。
ティム氏はとても優秀でジョブズ無きアップルの立役者だし、父親は造船所の労働者だったそうです。大学もトップクラスというよりは中の上位のオーバーン大学。
ティム氏が報酬貰うのは制度上そうなってるから個人がどうこうではなく、米国の役員報酬青天井が当たり前という文化価値観や制度そのものが庶民にとっては大きな脅威です。
最近、日本の経営者は米国の経営者に対して報酬が低すぎる。株式報酬ももっと増やすべきだ。
と言うことで1円で株式を付与したりしてます。
普通逆でしょ?
米国が高すぎるから日本に合わせるべき。労働者にもっと配分しないと不満が溜まって治安の悪化に繋がるし、ごく一部の人を除いて全体で見ればハッピーではない。
これから格差がもっと拡大するのに、「実力主義だから825億貰うのはしょうがないよね。」
で済まされてしまう思考停止が怖いと思った今日この頃です。