億り人を目指す投資家のぼやき

ばじると申します。現在世帯資産1億、個人資産8,000万です。

浮浪者のリアルと老後について

最近、100円サラダを2日間に分けて食べるのがマイブーム。

ども、ばじるです。

渋谷でホームレス女性が亡くなった事件で、当時とても綺麗でハツラツとして芯が強く俳優を目指していた自律的な女性が、ホームレスになっていた事に弟さんや周囲の方は驚かれたそうです。

確かに写真を見るとこんなに生き生きとして明るい印象の魅力的な人がホームレスになるなんて誰が想像するだろう。と驚きを隠せません。

ただ、亡くなる前年までは60歳を超えても7-8時間立ち続け、スーパーの試食販売を明るく気さくにこなして現役で働かれていたそうです。

しかしコロナで仕事が減ったこともあり、家賃が払えず家を出るしかなかったそうです。

なんの罪もないのに亡くなられて非常に残念なことに加えて、人柄と現実の落差が意外でもあったわけですが、

ホームレスと言うと、働きたくないコミュ障の人とか、障害を持った人とか、チンピラや水商売の人のような根無し草の人がなるイメージですが、実際はそれだけではありません。

以前も書きましたが、
何十年もホテルマンやタクシーの運転手、八百屋、看護士をやって来たような、若い頃から普通に専門職として生き生きと働いて人生を謳歌していた人たちが、職や家を失い車上生活していたり、快適ではない老人保護施設をたらい回しにされていたりします。

中には昔テレビに出てた売れっ子のアーティストや電気工事等の技術者もいる。

米国では大手IBMのエンジニアが年老いてプログラム知識が陳腐化してリストラされて車上生活していたりする。

最もキーポイントとなる問題は50歳から先です。

ここで職を失うと再就職が非常に難しくなる。40代までは何とかなる。

それは例え一流大学を出て大手企業にいる人でも同じです。
外資で社長やってて英語ペラペラとか、医者や弁護士などの国家資格持ってるとか、人脈活かして即戦力で法人営業で成果挙げれるとかでない限り、上場してる大企業の部長でも途端にお呼びがかからなくなります。

50で失職して、急に低年収に陥ったり、その時に家を持っていないと途端に生活が厳しくなる。60超えると更に仕事が見つかりにくく難しくなる。

だから60まで働いてきちんと退職金も2−3千万貰って、貯金もしてて、年収がそこそこあって年金も貰える人はいいけど、

そういう生き方してない人はマジで50歳で職を失っても生き抜くシミュレーションした方が良い。

そこからはマイナスの切り崩し生活になるわけだから。

公務員や大企業が良いのは待遇が良いだけでなく、ゴールテープを切るまで働き続けられることなんだ。

そういう人に限って親もちゃんと貯金してたりするから、相続もしっかり貰える。

官報というお役所の発行する雑誌を読むと、所持金数十円、数百円の身元不明の名もなきホームレスの遺体が発見され続けてる。僕らはそんなの普段何も意識しないで暮らしてる。

朝のニュースで少子化に拍車がかかって止まらない。このまま行くと急激に人口が減る。とやってました。

年金も年数経るほど、減るか遅れるかしてアテにならなくなる。

子供が年老いた親を支える構図がこれからもっと増えるし、社会問題にもなると思う。

今出てる週刊朝日では独自記事として徹底検証して老後2千万問題はやっぱり本当だった。と書いてます。

少し前のシニアは比較的たくさん年金貰えて裕福に暮らしてるけど、今のシニアは、年金だけじゃ足りないと言ってる。
(人によります。借家で家賃があったり、現役時の年収が高くない人が特にしんどくなってる)

じゃあその次のシニアどうなるのか?さらにその次の世代は?

ってなってくるけど、NISAとかiDeCoして家を買ってローン払いきれる人はいいけど、

社会保険料増えて手取りが減って消費税もかかって大した貯金もできないこのご時世。

何も対策してないと相当ヤバくなる。

なんで、国が貯蓄から投資へ。って言ってるのか?わざわざ数十年無税になる優遇投資を奨励してるのか?

そこをよく考えたほうが良い。

もう国はわかってるんだ。
日本の美しき未来を。

そんなこと考えると、今のうちから100円サラダを2つに分けて2日に分けて食べたくなって来ます。

一方で労働力不足でアクティブシニアを活用する動きとかプラス面もあるので、なるようになるさと思いつつ、今のうちから出来ることはしていきましょう。