ども、ばじるです。
そこそこ人生経験が長くなると、友人知人の人生も長く見ることになる。
例えば転職した人や、起業した人、独立した人がその後どうなったか。
転職した人は大半が2回、3回と転職を繰り返し、徐々に小さな会社へと転がり落ちていく。
2-3回のうちに転職先の大企業で水が合うひとはそれがストッパーになってそこに安定して定着できるからまだいい。
新しい会社の良さを滔々と語って意気揚々と転職していった人達が、ほぼ全員ジョブホッパーになるのは何とも言い難い。
一概には言えないけど、転職者を採用する会社は即戦力が足りないからお金で買っている。
つまり戦力が育てられる余力や歴史がなかったり、人件費が高くなりがちな傭兵集団になる。
それは規模が小さいことや歴史が浅いことを意味して、概して単一の事業だけをやっていて風向きが変わると事業が終わるということや、社内の雰囲気も殺伐としていたり、トップダウンになりがちな傾向があるように思う。
荒波が来たら乗組員がみんな逃げ出すし、作りも脆い船では航海は難しい。
40代までは転職を繰り返しても何とかなるけど50代で最低限の条件が合う場所が見付かるのか?
20代30代のうちは自分が優秀だという自負だけで、未来に希望を持って突き進んで行けるけど、
本当に優秀な人は初めっから飛び抜けて優秀だし、周りに認めさせるカリスマを持ち弁が立つような人はごく一握りだ。
若くして独立した人や小さな会社の社長になった友人もいるけど、十年くらいHPやFacebookも更新されてなかったりする。
うまく行ってるのは経営者の息子が父親のノウハウ元に会社立ち上げて経営してる場合だったり、
継続的な地域住民のリピートが見込める小さなお店やってる人とか、医者や弁護士などの国家資格を持ってる人が開業してる場合とかだったりする。
世間では新たな選択をすることや挑戦することだけが輝かしくクローズアップされるが、
大企業で転職しないでずっと勤め上げて退職金貰って定年退職したり、地味な同じ個人事業を60過ぎてもずっと続けてるような人は華々しさはないけど成功者の一端だと気づく今日この頃です。