ども、ばじるです。
人は3回同じミスすれば何事も覚えられるものですが、
投資の売ったら上がる、買ったら下がるというミスはどんなプロでも100%避けることはできません。
売ったら上がる、買ったら下がる位ならまだいい。
買わなかったら上がるもまだいい。
しかし投資家にとって最も恐れるべきは、
売らなかったら下がる。
です。
これ程恐ろしいものはありません。
他のものは機会損失や、微量の損で済みますが、
売らなかったら下がるは、そのまま続くと甚大な被害を投資家にもたらします。
投資で大きく損するのはこれしかないのです。
下がれば下がるほど売りづらくなり、これだけ下がれば上がるんじゃないかとか、
いい銘柄だから、買い増しすれば取得単価が下がるから半分戻るだけでトントンにできるし、もとに戻れば利益を取れる。
といういわゆるナンピンの誘惑もあります。
ただ、経験が長くなると、何か気づいてない下げ要因あるな。とか、
買った時の値が高かったのかな。とか、
相場が全体的に上がりすぎだから、長期で持つ気のないものは一旦利確して、あとで下がったら買い戻そう。
という器用な動きができるし、それが結構当たる。
理由がないのに下がる。も結構難しくて、ばじるも最近わかるようになりましたが、
理由もなく下がるのは大口が売ってる可能性が高いし、売られてるからには把握してないだけで理由があるはずだ。
何もなくても兎に角リスクがあるから手放そう。
と判断して売るのが正解です。
これらは何度も痛い目にあったり、この辺までいくと株価は下がるとか、前もこんなことあったなという既視感だったりする。
それが外れて株価が上がったとしても、
損するよりは良かった。下がった時にまあ入ろう。とか、
売らないでリスク高める自分より、売った自分の決断と勇気を褒め称えよう。
という考えが持てるようになれたら一人前。
この欲望に打ち克ち、絶対に持ってはいけない手札を早めに切り捨てられるかがプロと素人の違いだと思います。
そのためには自分なりの適正株価を弾き出せることもとても重要です。
ビルの屋上の端に立って、風がビュービュー吹いて今にも落ちそうな状態なことに気づかずに、
自分はまだエレベーターに乗って上に向かってるんだ、
なんて呑気に構えてると、あっという間に足元すくわれて投死家になってしまいます。